自力で卵が育った!

S.Kさん 35歳

Sさんはご結婚されて3年がたった頃から不妊治療を始めていらっしゃいました。
卵巣予備能の目安であるAMHの値が低いこともあり体外受精まで治療を進めていましたが妊娠には至りませんでした。

この残念な結果に少し病院の治療をお休みして体を整えてから再開したほうが良いのか、いろいろ悩まれているなか来院されました。
そして病院の治療は続けていきましたが、卵が育ちづらい状態は続き、薬の副作用もでていました。
やっと採卵、受精はできても、移植まではいくことはできませんでした。

それでもSさんは前向きにいつも明るく、養生も少しずつ頑張っていました。
そして心機一転、病院を変えることにしたのです。

今までとは治療方針も違い、検査を改めてしたところTSH(甲状腺刺激ホルモン)の値が高く、そちらの治療も同時に始めました。
ホルモンバランスは良かったのですがAMHの値は更に下がっていました。

新しい病院はなるべく薬を使わないということもあり、なかなか卵が育たず、採卵できない周期が続きました。

そして転院して半年が過ぎたころ、その周期はFSH(卵胞刺激ホルモン)の値が高いため、排卵誘発剤を使わず様子をみることになりました。
すると卵はしっかり育ち、採卵することができたのです。

自力で卵が育ったのは久しぶりとSさんもとても喜んでいました。

そして卵にストレスをなるべく与えないようにと新鮮胚移植になりました。
その結果、待ちに待った日がきたのです!
IMG_0058_1.jpg
判定日には陽性がでましたが、確定するまでの数値ではなく不安な日が続きました。

胎嚢確認、心拍確認ができるにつれSさんも徐々に安心されてきましたが、まだ実感が湧かないようでした。

安定期に入るまで鍼灸は続けて頂き、その頃には少しお腹の膨らみも出てきました。

幸せそうな笑顔で”二人目の子の時も、お願いします!”と卒業されていきました。

この先も養生に気を付けて、元気な赤ちゃんをご出産されることをお祈りしています!