PMDDを乗り越え妊娠

TYさん 36歳 東松山市

TYさんはしばらくの間タイミング療法を続けていたそうですが、なかなかお子さんを授かることができずに悩んでおられました。
それに加え、PMDD(月経前不快気分障害)がありとても辛そうでした。

PMDDとは、PMS(月経前症候群)の症状の中でも精神症状がひどいものをいいます。
排卵後から生理前までの間に抑うつや不安、情緒不安定、イライラ等が主な症状です。TYさんも精神不安やイライラ、抑うつ等の症状がありました。

東洋医学でPMSやPMDDは血虚や於血と呼ばれる状態であると考えます。血(けつ)には身体に栄養を運ぶ働きがあり、身体に不可欠なものです。この血が不足した状態を血虚、血の巡りが悪くなり停滞し、身体に害を与えるようになることを於血と呼びます。

TYさんは日常生活や仕事などによる過度な疲労で血が不足し巡りも悪い状態になっていました。
そこで鍼灸と漢方を併用して開始したところ、一カ月程すると今まで辛かった月経痛が改善、冷えも良くなってきました。その一か月後にはPMDDの症状にも改善が見られ、五カ月後には、以前はよく使用していた精神安定剤も使わなくなっていました。

体調が徐々に改善しつつも妊娠までの道のりは険しいものでしたが、一度の流産や子宮筋腫の手術を乗り越え、当院へ最初に来院してから2年、とうとう妊娠が叶い、安定期を迎えることができました!

漢方と鍼灸により血虚と於血は大分よくなっていたと思われます。
辛い日々だったと思いますが、私たちひきま鍼灸院が少しでもTYさんのお役に立てたとしたらうれしいです。
これからTYさんと赤ちゃんにさらなる幸せが訪れますようにお祈りしております!