地道な治療が大事

F・Hさん 32歳 川越市

F・Hさんが当院へご来院頂いた時、F・Hさんは不妊専門のクリニックで多のう胞性卵巣症候群と診断を受けタイミング法を受けている最中でした。
以前から体質改善に取り組んでおられましたが当院でもアドバイスさせていただき少しづつ改善していきました。

1年半の間にタイミング法から人工授精へとステップアップしましたがなかなか授からず体外受精へと進むこととなり、2回目の凍結胚移植でやっと妊娠なさいました。

F・Hさんの患っていた多のう胞性卵巣症候群とは卵巣の中にたくさんの卵胞が残ってしまい、卵胞が正常に育っても排卵がうまくいかないこともあり、主に排卵障害やホルモンバランスも乱れる為妊娠しずらくなります。
採卵時では比較的多くの卵胞が育ってきますがその中でいい卵が少ないことが多いです。
ですが、地道に治療を続けることで妊娠できるケースも多くあります。

治療を続けるのは大変ですがF・Hさんは地道に続けたからこそ妊娠することができたのだと思います。
F・Hさん、本当にお疲れさまでした。これから出産、育児と楽しみながら頑張っていってほしいと思います。

 

最近、F・Hさんのような多のう胞性卵巣症候群と診断される方が非常に増えています。
以前は比較的肥満気味の方に多いとされていましたが、実際には逆にヤセ気味の方にも多くみられます。
この症候群は糖代謝と密接なかかわりがあり、糖質の取り過ぎには要注意。
東洋医学的には生活習慣を見直し、正常な糖代謝ができる体質づくりが重要です。
大食いや甘いものの多食などは控え、自分の力で糖を代謝できるよう定期的な運動を習慣化しましょうね。