不妊治療をされている方の中には不眠で悩んでいる方が多いです。
不眠には寝入りが困難、途中で起きてしまう、夢を多く見るなどいろいろですがその原因も患者さんによって様々です。
不眠は東洋医学では、心(しん)の臓腑の機能(主に精神活動)の低下や血(けつ)(身体に栄養を送る物質)の不足が原因とされています。
これは不妊とも大きく関わっており、睡眠の質は元気な卵子を育てるうえでもとても大事なものと考えているため、妊娠を目指すにあたっては不眠は改善しておきたい事の一つです。
不眠の改善のために日常生活でできることもあるので次のようなことに気をつけましょう。
・スマートフォンやPCは脳の緊張を強めるのでなるべく控えめに(特に夜は見ないように)。
・寝る前は腹式呼吸をしたりゆったりとした音楽を聴くなどして脳の緊張を緩める。
・体に凝りがある場合は寝る1時間前くらいまでにストレッチをして緩めておく。
・運動不足の方は適度な運動を心がける。
・食事はねる直前に食べるのではなく、なるべく早く食べて寝るころには軽く空腹を感じるくらいにしておく。
・お風呂は寝る１時間前ころには済ませる。
・水分はカフェインのないものを風呂上り等にゆっくり飲む。
不眠によく効くツボとしては「失眠」があります。
失眠の場所は足裏かかとのふくらみの中央にあります。
ここにお灸をすえてみるのも効果的ですよ！
