T.Rさん 24歳
Tさんが来院されたのは23歳と若く、病院でも積極的な不妊の治療はまだいいのではないかと、タイミング法を取り始めて9ヶ月が過ぎたころでした。
鍼が苦手で慣れるか不安がありましたが、妊娠しやすい体質改善のために鍼灸治療をスタートしました。
いろいろな検査を受けて来られ、これという大きな問題がなかったことも逆に不安感を増す要因となったようです。
タイミング法と人工受精(AIH)で治療を続けていましたが、なかなか妊娠には至りません。
鍼灸治療も少しずつ慣れてきたり、ご夫婦で養生を頑張ってきたこともあり、冷えの改善を感じられたり、ご主人の精子の状態がよくなってきたりと変化が現れてきました。
鍼灸治療を始めて9ヶ月程が経ち、今回の人工授精で妊娠できなければ体外受精へステップアップしなくてはと考えていました。
ところがとうとう待ちに待った日が訪れました!ステップアップする前に妊娠されたのです!
体外受精や顕微授精になれば治療薬による体への負担や経済的な負担も心配されていましたが、それも払拭され、安心した表情が印象的でした。
つわりはあまりなく食事もとれていたのですが不安もあり、また妊娠されてから腰痛がひどくなり安定期に入るまで鍼灸治療を続けることになりました。
安定期に入る頃には無理をしなければ腰痛も少しずつ軽くなり落ち着いてきました。
そして無事にひきま鍼灸院ご卒業となりました。産休に入るまでお仕事も無理をせず、元気な赤ちゃんをご出産されることをお祈りしています!