MTさん 27歳
ご結婚される以前からの無月経でホルモン剤を使わないと月経を起こすことが出来なかったMさん。
病院で不妊治療をするもなかなか排卵が起こらず疲れてしまい、しばらくは鍼灸で、と来院されました。
お話を伺うと以前の仕事で夜勤が多く、その頃の不摂生が気血をすり減らし強い滞り(オ血)をも起こしてしまっている様でした。
まずは月経を起こすことを目標に鍼灸治療(特に滞りを除去しめぐりを良くする治療)と、Mさんご自身にも食事管理、呼吸法、体を温めるようにして頂きました。
今は夜勤はないものの、お仕事も体力仕事で日々疲れる中がんばってくれました。
治療や養生により体が温まってきたことを感じていただけたようでした。
そして治療を始めて2カ月で高温状態になり、とうとう半年ぶりに月経を起こすことができました!
「体を温めるって大事なんですね!」とMさん。
無月経が続くとオ血になりやすくなりますが、月経が起こることで滞りはより改善されやすくなります。けれども、月経が起こったからといって排卵も起きているとは限りません。特にMTさんは両側の多のう胞性卵巣症候群があり、排卵はやはり難しいもの。
ですが、体質改善をすることで病院治療ではできないアプローチをすることができます。これからは継続的に自力で排卵ができる身体になるように一緒にがんばっていきましょう!