一般的に一年の中で寒い時期が冬とされていますが二十四節気では立冬から立春の前日までの期間をさしています。
一年中で最も昼が短く夜が長い日が冬至です。
東洋医学には陰陽という考え方があり、この世のあらゆるものや働きは陰と陽に分けることができます。
この陰と陽は単純に二分されているわけではなく循環交流しています。片方が増えれば片方が減り、片方が減れば片方が増えます。
あらゆるものの成長や生成は陰陽の交流によってなされています。
冬至とはこの陰気が極まる時であり、陰気が旺盛になるので陽気は逆に少なくなります。
冬は陽気が少ないので漏らさないように内にしっかり守って生活することが大事です。
冬至は”一陽来復の日”とも言われています。この日を境に日が長くなることから太陽が生まれ変わる日とされてきました。
そして、ここから運気が上昇するという言い伝えがあります。
心身ともに活発になり過ぎると少ない陽気を消耗してしまいます。
適度に体を動かしてめぐりを良くすることは大事ですが、過度な運動は体力の消耗と汗を大量にかいてしまうと冷えを招きます。
冬の寒さに負けないためには冷えの侵入を防ぐことが大切です。
冬は体を温めてくれる食材を取り、お風呂にゆっくりとつかり体を温めて、早めに就寝し睡眠を十分にとる。
冬はゆったりと過ごすことをおすすめします。