2度の流産を乗り越えて

Y.Rさん 39歳

Yさんは妊娠できる身体づくりをしたいとご来院。
これまでには、ご主人の精索静脈瘤の手術を経て自然妊娠されたのですが流産という残念な結果になっていました。
流産の原因になっていた子宮筋腫の手術を2度行い、その間に採卵をし凍結卵はあります。

内膜の状態が安定したら初めての移植を行う予定があり、鍼灸治療で体調を改善したいと始められました。
精神的にも体力的にも消耗しているご様子で、それでも移植に向けて前向きに体質を改善していこうと食事、運動など養生も頑張って続けているということ。
Yさんは頑張り屋さんなので、あせらず、少しづつ体力をつけていきましょうとお話させていただきました。

鍼灸治療を受けていくうちに生理痛が軽くなったり、体の変化をご自身でも感じて頂けるようになり、食事・睡眠もしっかり取れるようになったことと、だいぶ体力がついてきたので病院の治療を始めました。
そして2回目の移植で妊娠されたのですが9週で流産という結果に・・・
Yさんの心痛は計り知れません。それでも通院は欠かさず、前向きに治療を考えて、明るく元気に振る舞うYさんからは”赤ちゃんを授かる!”という強い気持ちを感じていました。

その後、時間をかけて心身を整えて移植、そして妊娠されたのです!

安定期に入るまでは心配はつきません。それでも胎嚢確認、心拍確認と一歩一歩前進してようやくひと安心!
それと共につわり症状がでてきました。仕事の忙しさも重なり、無理はしないようにしていても疲れもたまっているようでした。

安定期が近くなり、つわりが落ち着いてきた頃には産科への転院となり、検診の度に順調に育っている赤ちゃんのお話をしてくれる嬉しそうなYさん。
いつもお腹を触りながら“がんばれ!がんばれ!”と赤ちゃんに声をかけていました。
そして無事に安定期に入り15週まで通っていただいた頃には、だいぶお腹も大きくなってきていました。

笑顔で当院をご卒業をされたこと私も本当に嬉しく、母子ともに元気でご出産されることを心からお祈りしています!