2周期で妊娠

Y・Mさん 36歳 入間市

4ヶ月前から不妊専門の病院へ行き始めたと言うY・Mさん。
両側の卵管に閉塞の疑いがあり前月にFT(卵管鏡下卵管形成術)を受けたということでした。

また卵管が閉塞してしまう可能性もあるので早めに人工受精をすること勧められましたがY・Mさんは病院での治療は薬を使うので疑問に感じ、病院での治療を進めていく気にはなれないでいました。

卵管は卵子と精子が出会い受精し、受精卵を子宮まで運ぶとても大事な場所です。
両側の卵管が通じていなければ自然妊娠は望めません。

卵管が閉塞してしまう原因は主に二つ考えられ、一つはクラミジア感染等による卵管等の炎症が原因で卵管に癒着が起きてしまうもの。
もう一つは子宮内膜症によって卵管に癒着が起きてしまうものがあります。

クラミジア感染症では無症状で知らないうちに閉塞してしまっていることが多く、子宮内膜症では子宮内膜症の症状を呈することもありますが、やはり知らず知らずのうちに閉塞してしまっていることもあります。

FT(卵管鏡下卵管形成術)は卵管鏡という細い内視鏡を使い、卵管部の癒着をはがす技術です。卵管が通ることで自然妊娠が望めるようになりますが、卵管癒着の原因が子宮内膜症の場合、再度卵管周辺に内膜症が発生しまた癒着を起こしてしまう可能性があります。

Y・Mさんはクラミジア感染症ではありませんでしたので子宮内膜症の可能性があった為、早めのステップアップをお医者様より推奨されたのだと思います。
FTの効果も相まって、Y・Mさんは当院へ来院して2周期で妊娠に至ることができました。

卵管の検査(卵管造影・通水検査)が未だの方は早めに検査しておくといいでしょう。

そして、鍼灸は全身を温め血流を改善し、免疫のバランスを整えてくれます。こうした作用が炎症の抑制・予防、卵管の環境を良い状態にすることに大きく貢献してくれます。