食養生

医食同源と言われるように食は健康な身体を創るために欠かせません。

生まれつき持った体質もありますが、現在の体質はほとんどが後天的に作られたものであり、体質を左右する要素として食は特に重要です。

体質の中で最も妊娠に影響を及ぼす臓腑を「腎」と呼びます(お医者さんが言う「腎臓」とは異なるものです)。
「腎」のエネルギーは年齢を重ねる毎に徐々に減っていきます。「腎」のエネルギーが不足するようになると不妊にもなりやすくなってしまいます。この「腎」のエネルギーを補充する味が塩辛い味で、海藻や貝類、塩等があります。とり過ぎると逆に「腎」に負担をかけるので要注意です。

もう一つ妊娠にとって大切な臓腑が「脾」です。
「脾」は食べたものを消化吸収してエネルギーを作り出すところで、「脾」が弱くなると全身のエネルギーが不足してしまいます。

「脾」を養うのは甘い味でお米やカボチャ、サツマイモなどが当てはまります。
とり過ぎると体に熱がこもりやすくなったり余分な水分が溜まりやすくなります。甘いお菓子ジュース等をとると「脾」を損なうことになり、消化吸収機能が低下して体も疲れやすくなるのでやはり注意が必要。

そして「脾」が損なわれると「腎」にも損傷を与えるので甘いお菓子やジュースはとらないようにしましょう。

その他の食べ物も体質を改善する上でとても大切です。
ですが、なんでも取り過ぎはマイナスの影響を及ぼしますのでバランスよく食べることが大切ですね!