東洋医学と西洋医学の良いとこどりをしよう!

MSさん 34歳 会社員 埼玉県

Sさんは働き盛りの34歳。
ホテルに勤めるSさんは夜の勤務も受け持つこともあり、睡眠不足になることも多くありました。

そのせいもあるのか、希望していたのも関わらずなかなか妊娠することができず、当院へ始めていらした時は人工授精を5回失敗に終わってしまいました。

金銭的な面や仕事を休みずらいこともあり、体外授精はその時点では考えていませんでした。

病院ではタイミング療法と人工受精を続ける間、Sさんには食事に気を付けて頂き、湯船に入るようにしたりご自身で足をマッサージしたり、呼吸方にも気を付けて頂きました。

鍼灸治療は週に1回受けて頂きました。立ち仕事なのでいつも足はパンパン。疲れて施術中はぐったりと眠ってしまうSさんですが「鍼灸の後はいつも足がとても軽くなる!」と仰っていました。

Sさんのがんばりとは裏腹に人工受精も10回目になり、しばらくはタイミング法のみでやっていきたい。といまくいかない事に気持ちも落ちていたと思います。

そんなさなか、Sさんの妹さんが体外受精で授かったお子さんを出産されました。「すごくかわいい!!」と嬉しそうに言っていたSさん。妹さんにも体外受精を勧められ、体外受精にステップアップすることを決意しました。

体外受精でも順調というわけではなかったですが決意してから9カ月、とうとう妊娠判定で陽性となりました。

当院へ来院されてから2年弱、辛いこともたくさんあったと思いますがSさんは本当によく頑張って通ってくれていたと思います。

いつも明るいSさんに私達スタッフもとても励まされました。

体外受精などの高度生殖医療は金銭的にも考え方的にも敬遠される方も多いですが、実際は高度生殖医療に頼らないと妊娠が難しい方はいらっしゃいます。

Sさんも鍼灸で妊娠できる体にはなっていたとはおもいますが、やはり体外授精でなければ妊娠しずらい体質だったようです。

結果の出ない方は鍼灸で身体のバランスを整えつつ、高度生殖医療も考えてみてもいいのかもしれません。そしてその逆ももちろんあります。東洋医学と西洋医学のいいとこどりをできるといいですね。

Sさんが無事に出産されて、また二人目を授かるお手伝いをできればうれしいです!