足の内側には、妊娠に関わるツボがたくさん!

KT 42歳 主婦 坂戸市

KTさんは原因不明の不妊。検査しても異常はなく昨年1度 着床まで至りましたがその後は残念な結果に終わっていまいました。

KTさんは20代の頃から慢性変形性膝関節症をもっています。これは特に筋力の低下した年配の方に多い疾患ですがTKさんは激しい運動などで痛みが出やすくなってしまいました。

当院へ来院時は膝の痛みが増して10分以上歩くこともできなくなり、立っていることも長時間はできないので台所仕事にも苦痛を感じていました。続けていたテニスを諦め、腰部ヘルニアからくる腰痛や坐骨神経痛も発症してしまっていました。冷えも強く身体が一度冷えてしまったらなかなか元にはもどりません。

そこ食事指導に加え、歩き方を足の親指で蹴るように意識していただく様指導しました。その結果、痛みが軽減。だんだんと歩くことも長くできるようになっていきました。

人の体は中心の軸がしっかり保たれていることが理想ですが、疲れたりするとその軸が外側へ寄ってしまいやすくなります。重心が外側へ寄ってしまうことによって足(特に膝)が変形し膝に負担がかかり痛みが出やすくなってしまいます。O脚の方は特に注意が必要です。膝の痛みがあると今度は腰で膝をかばうようになり腰にも負担がかかってきます。

鍼灸では足の内側はとても重要で、生命や生殖に関わるツボがたくさん並んでいるところです。重心が外側へ向き、足の内側が弱くなってしまうとそのツボの力も弱くなってしまいます。特に腎経というツボの流れが弱くなると膝痛、腰痛をひき起こし不妊にもつながります。30代からは足の内側の筋肉が弱くならないように運動などでしっかりとケアしていきましょう。

その後TKさんは、ジョギングを20分できる程に回復し、鍼灸と運動によって冷えていた身体も気にならないくらいに温まってきました。しばらくやめていたテニスもまた少しづつ始めるようです。

これからは赤ちゃんを授かるための身体作りに専念してがんばっていきましょう!