当院に来られる患者さんのおよそ7割の方は35歳以上です。すでに病院の治療、人工授精や体外受精を受けている方も多くいらっしゃいます。
病院の治療で、なかなか結果が出ないという方にとって、東洋医療の鍼灸や漢方に最後の望みをと考える方も少なくありません。
しかし最近、20代、30代前半の患者さんが増えてきているなか、東洋医学を西洋医学と並べて考え選択して、来院して頂いている方が増えているように感じます。
自然妊娠を望まれている方、化学薬品に抵抗のある方、すでに漢方薬を服用して体質改善は実感できているが妊娠には至らない方など
病院を受診される前に鍼灸院を選んで頂けることが少しずつ増えてきているようです。鍼灸や漢方、養生で身体を整えて元気(本来、持っている力)になって妊娠を迎えていただくという考え方です。
体質が改善されるにはある程度の時間がかかることを説明させていただいていますが、自然妊娠を望まれていたNさん(32歳)、人工授精6回目を控えていたMさん(29歳)は来院されて1カ月余りで妊娠されました。
このお二人の共通点は来院される数か月前から漢方薬を服用されていたことです。生理痛や冷えの症状も少しずつ改善しているのを実感されていました。
鍼灸治療を併用したことで体質改善が進み、良い結果に結び付いたのではないでしょうか。ご本人たちも、もう少し時間がかかると思っていらしたので嬉しさと同時に驚きもあったようです!