演劇の練習で腰痛に

Fさん 60歳 女性(大里郡)

Fさんは、自営業の傍ら趣味で劇団活動に熱中していました。
近々舞台があるという事で、ダンスのレッスンを連日行い、普段あまり運動などせず体力も落ちていたところに体を酷使したため、ギックリ腰になったようです。

右側の股関節付近が歩いても痛い、立っての前屈も痛くて出来ない状態でした。
過去の病歴を聞いたところ、7歳の頃に交通事故に合い脊椎を痛めて、色々良いと言われる治療院に行ったそうです。右股関節の人口骨頭置換手術や盲腸の手術も受けています。

股関節の手術をしていますので、右の筋肉に負担がかかり、腰、股関節回りに、コリが出来て、痛みを出していますので、コリを取り除く鍼をしました。また、手術の後は、瘀血(血流が滞る)が起きやすいので手術したところに鍼とお灸をし、血流を良くする施術をしました。

施術が終わっていかがですかと聞いたところ、半分以上は楽になったと言って帰宅しました。その後2回の通院でほぼ痛みはなくなりました。

股関節を人工物に変えている為、本来の関節可動域の減少、筋力の弱体化、により右足に負担がかかりコリが活性化したために起きた「痛み」の症例でした。