自律神経失調

Mさん44歳女性(上里郡)パート

Mさんが、来院したのは26年4月末でした。
問診をしたところ、主訴としては、不眠、肩コリ、頭痛、舌痛で眠れないのが一番つらいとの事でした。眠れなくなったのは、平成25年9月ぐらいからで、心療内科でハルシオン、デパス、ロゼレムを処方されて、飲んでもあまり効果を実感できずにいました。

お話をよく聞くと、10年前の同じ年にご主人様とお父様を亡くされたそうで、それが相当なショックをお受けになりました。その後も苦労をされ、今でも心の痛みとして残っているようです。

ストレス.png

ストレスを解消するために頭のツボに鍼、腸の機能を改善する鍼、全身のバランスを取るツボに鍼をしました。

6回目の施術の前に体調の事をお聞きしたところ、眠剤を飲まなくても4時間眠れたとの事でした。頭痛の痛みも半分に減り、治療で希望が持てたと言っていただきました。

その後継続して施術をして、眠剤を飲まなくても6時間寝られるようになりました。その他の症状も改善が見られています。

強いストレスがかかった後、何年もして症状として現れることがあります。
まず、排便に異常が出てきます。Mさんも元々便秘がありました。ストレス疾患で有名な、過敏性腸症候群などは、いい例です。
小腸は、脳の神経伝達部質(セロトニン・ドーパミン)などの元が作られる場所です。ストレスがかかると、脳の真ん中にある視床下部の機能がダウンすることで自律神経を乱します。

このようなことから、ストレスを解消することがいかに大事か、お分かりいただけたのではないでしょうか。