ストレスと不妊(2)

私たちは仕事場、近所のつきあい、家庭内などで大なり小なりストレスをかかえていますよね。

そもそもストレスってなんでしょう。

大きな意味で体や心への「刺激」をストレスといいます。

ということは精神的に「イヤだな」と思うことだけがストレスではないということ。
嬉しい、楽しいという感情もある意味、ストレス。
暑さ、寒さ、湿度などの環境要素もストレスです。重力もそうですね。

ということは
ストレスがない人はいない、といってもよいくらいです。

また
ストレスは悪いもの、と思われがちですが良いストレスもあるんです。

さてその中でも悪いストレスを受けると、体から反射的にストレスホルモンというものが分泌され、自律神経のバランスも変化します。

心は闘争モードや緊張モードになります。

例えば
血管が細くなる
心拍数が上がる
筋肉が緊張する
瞳孔が開く
血液がベトベトになる

などです。

こうなると子宮や卵巣への血流も途絶えがちになり子宮内膜や卵胞にも栄養、酸素が十分に届かなくなります。

こういうことは妊娠のための環境としては良くないというのは明らかですよね。

毎日の治療の中でストレスをかかえている方がとても多いなぁと感じます。

このストレスはご自分であまり意識していなくても長い間にはジワジワと体調や精神的な変化を引き起こすことがあります。

特に女性のホルモンバランスへの影響は深刻です。

女性の生理における卵巣と子宮内膜の周期的変化は生殖、妊娠、出産という機能を果たすために必要なもので、本来、一定のリズムに従って維持されています。

このリズムをコントロールしているのが脳の視床下部というところです。

自分の感情や欲求を抑え続けたり、悪い感情を起こすことが続いたりすると視床下部が対応しきれなくなって、内臓の機能を乱し、女性の生理リズムをコントロールする機能にも悪い影響が出てきます。

月経周期が乱れたり、排卵までの過程が順調に進まなかったり、着床の準備が不十分になったりします。

逆にホルモン系と自律神経系のアンバランスから感情や体調の乱れを産むこともあります。

鍼灸ではこのホルモン系と自律神経の両方に働き、気の流れを良くするツボを使って、女性の生理リズムを整えていきます。