腰痛は現代人の大きな悩みの1つです。一般的には腹筋と背筋のバランスということが言われていますが、当院では陰陽のバランスを整えるということで改善されると考えています。もちろんエクササイズや筋力アップをすることでも改善するので、できる方はやった方が良いでしょう。
陰陽のバランスがとれている状態とは、体の中の気・血・水という3つの働きが滞りなくスムーズに流れているということです。この3つのどれかが、不足したり、充満したり、停滞したりすると、陰陽の偏在が起こり、こりや痛みとなって現れます。
東洋医学では痛みの起こる原因として、3つ挙げられていています。
① 内因(怒・喜・思・憂・恐・驚・悲etcの精神的動揺)
② 外因(風・暑・湿・燥・寒・熱の環境の変化)
③ 不内外因(暴飲・暴食 過労・外傷・妊娠、出産、手術etcの①~②以外の原因)
通常、人間の体で完璧にバランスがとれている方はいません。生まれながらに、どこか弱いところがあります。(胃腸が弱い人、精神的に不安定な人、気候の変化に弱い人など)しかし、弱いながらにバランスを保って生活をしています。これを素因(体質)と言います。この素因に①~③のどれかの要因が加わって、症状が出るというのが東洋医学の根本的な考え方です。
では、腰痛が出ない方はなぜ出ないのでしょうか?
全く同じ条件で、腰を酷使しても痛みの出る人と出ない人がいます。
これは、元々の体質として腰痛になりにくいという素因を持っているからなのです。冬の寒い時にインフルエンザにかかる人と、かからない人がいるのと同じです。あるいは、同じ物を食べてもアレルギーが出る人と、出ない人がいるのと同じです。元々の体質が強ければ病気や痛みに悩まされることは少なくなります。症状が出たとしても、軽くて済みます。
ですから、当院ではこの体質(素因)を強化する治療と直接腰にアプローチする治療で、陰陽のバランスを整えていき、症状を改善するという治療で結果を出しています。
お悩みの方は、是非当院の鍼灸治療を受けてみて下さい!