流産を乗り越え前向きに

K.Mさん 36歳

Kさんは一年ほど前から妊活を意識されて婦人科に通いタイミングをとっていました。
それでも妊娠には至らず、不妊専門の病院に転院してステップアップを考えているタイミングで来院され、妊娠しやすい身体をしっかり作っていきたいということで鍼灸治療、途中からは漢方を併用して治療を始められました。

転院した病院の検査の結果は問題はなく人工授精を始めました。
養生も頑張っていただき食事のバランスなど気を付けることで体重も減ったり、生理の状態も改善したこともあり、
ご本人は体質が変わってきていることを実感されていました。

それでもなかなか妊娠には至らず体外受精へとステップアップ。
高刺激の採卵となり体への負担がかなりかかっていましたが多くの卵が取れ、グレードの良い受精卵がいくつも凍結することができました。
高刺激だったため身体の回復を考えて翌周期は体調を整えるために治療はお休みされ、翌々周期以降に備えることに。
そして初めての移植で陽性の判定がでたのですが6週で残念な結果に・・・

Kさんの心身への負担はかなりありましたが、次の移植に向けて漢方、鍼灸で体調を整えながら前向きに通院される姿に私たちが元気づけられた思いです。

そして2度目の移植も陽性判定が!
病院を受診する度に順調に育っているのか確認するまで心配で心臓がドキドキすると話されていました。

無事に胎嚢、心拍確認ができて少しづつ不安も薄れていったのですが、つわりの症状は妊娠判定直後から出はじめ、体への負担は増し仕事をお休みしてしまうこともありました。

それでも安定期に近づくにつれ、つわりも軽くなって食事も徐々にとれるようになり、ありがたいことに仕事も負担の少ない部署に移動が決まって無理なく仕事が続けられるとお話しされていました。

そして妊娠15週が過ぎ、笑顔で当院をご卒業されていかれました。
かわいい元気な赤ちゃんをご出産されることを心からお祈りしています!