各症状と施術例

子宮内膜症

子宮の内膜は卵子と精子が受精した受精卵が着床するために欠かせないとても大切なものです。
ふつう子宮内膜というのは子宮の内側にあるべきなのですが、子宮以外の場所に内膜ができてしまうことを子宮内膜症、チョコレート嚢腫、子宮腺筋症といいます。

子宮以外のどんな場所にできるか:
子宮の外側、卵巣の中、子宮の筋肉の中、腸の壁、卵管、膀胱、ときには肺、肝臓に起こることがあります。

子宮内膜症は卵管を癒着させたり、受精卵の着床を妨げたり、不妊の原因となります。実際に相当な数の患者さんがこの病気で悩まされています。
西洋医学でははっきりとした原因がわかっていません。

鍼灸や漢方では「淤血(おけつ)」「気滞」という体質の方に多くみられます。淤血とは血液の流れや質が悪い状態。気滞とは気の流れが悪い状態。ここでいう「気」とは「免疫力」という意味で捉えるとよいでしょう。つまり免疫が不安定ということです。

【子宮内膜症の症例】
Nさん 36歳 女性 

Nさんは医師として総合病院で勤務していました。
当院に来院された時、結婚されて3年の間なかなか赤ちゃんを授かることができず、すでに体外受精を5回ほど受けていました。

この時チョコレート嚢腫が両方の卵巣にあり、手術が必要な大きさになっていました。チョコレート嚢腫自体、卵巣の働きを低下させてしまい、手術をしても手術の影響で卵巣機能は低下してしまうのです。医師であるNさんはそのことは十分理解しており、西洋医学の限界を感じ、手術をしてもできるだけ卵巣機能が落ちないようにと考え東洋医学を取り入れようと考えたのです。

Nさんはとにかく最善の方法をとりたいと漢方薬と鍼灸治療の両方を希望されました。
手術室に入ることが多いNさんはとても過酷な労働環境です。そんな状況でも食事や生活面で私のアドバイスをきちんと実行してくれました。

冷え症や内膜症による症状などがすこしずつ改善してゆきました。

そして当店に来られて6カ月目のこと、それまで体づくりのため休んでいた病院の治療を再開したところすぐに妊娠されたのです。


病院では不妊治療と子宮内膜症の治療は正反対の治療になります。つまり不妊治療を優先すると内膜症が悪化したり、内膜症を治療すると不妊治療ができない、などということが起こってしまいます。
そんなときに東洋医学の力が発揮できた症例でした。

※施術効果には個人差があります。

ページ上部へ